平成も終わって令和になった今、もう接待はオワコンでいいのではないでしょうか?
ソーバーキュリアス的価値観に基づいて、この接待の是非について語ります。
ソーバーキュリアスとは
あえてお酒を飲まないことを積極的に選択する人たちのこと、および、そうしたライフスタイルのことを「ソーバーキュリアス」と言います。
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ある象徴的な出来事
2021年3月1日、内閣広報官の女性が辞職をされました。
彼女が総務審議官だった2019年11月6日、放送関連会社から7万円超えの接待を受けていたことが、2021年2月の週刊文春報道で表面化したことがきっかけです。
国家公務員が接待を受けることは「国家公務員倫理規程」違反になるようですが、その場合、刑事罰はなく、懲戒処分の対象になるのみだそうです。
しかし、放送関連会社は官僚にとって利害関係者になるため、官僚が利害関係者から接待を受けた、つまり、刑法上の「贈収賄罪」になり得る行為、でもあるようです。
ちなみに、この内閣広報官、みずから「飲み会を絶対断らない女」と称し、仕事のチャンスを広げるためには、そういうイベントに誘われたら積極的に参加すべきだ、と話していました。
そう話している動画も公開されていました。
「飲食を通じた人脈の構築」、というのは、個人の志向(嗜好)ですから、それは多様性を受け入れる意味でも、そういう生き方、働き方も個人の自由だと思います。
ただ、ちょっと古いやりかたではないか?という気もしますね。
接待の誘惑から逃れるためにできること
食は人間の楽しみの一つ、であることは全く否定はしませんが、職務上のルールに外れる危険を冒してでも接待の席で食べたいのだろうか?と疑問に思います。
もちろん、その官僚も、豪華食事が食べたくて行ったわけではないかもしれません。なにか断わりきれない事情があって、やむなく参加しただけかもしれません。
どちらにしても、なにか断れない理由があったのでしょうね。
こんなことで失脚しないためにも、権限を持つ立場の方は、各種予防線を張る必要がありますね。
ソーバーキュリアスなら会食を断る理由の一つに!
ソーバーキュリアスで、お酒を飲まない!というスタンスでいれば、多くの誘惑をはねつけることができます。
私の知っている企業の管理職は、体質的にお酒が飲めない人なのですが、コンサルティングファームの女子から「飲みに行きましょうよ」と誘われたところ、「用件はなんでしょう?お話しなら会議室で。」と打ち返したそうです。
もう、カッコよくてしびれますね。
ベジタリアンなら会食を断る理由の一つに!
日本では数は少ないベジタリアン。
豪華ご馳走、というと、肉や魚になりますので、「ベジタリアンです」と宣言した瞬間に、接待をしようとしている相手の選択肢が狭まります。
また、ベジメニューで、豪華食事、というのはなかなか想像がつきません。
強いて挙げるとすれば、高級インド料理のベジミールスでしょうか?
とにかく、ベジタリアンであると宣言すれば、豪華ディナーに誘われる可能性はぐっと減ります。
1日1食主義なら会食を断る理由の一つに!
さらに、「私は朝(または昼)に1食しか食べないんです」という、1日1食主義なら、相手は接待を仕掛けることはほぼ不可能です。
できるとすれば、パワーブレックファーストや、パワーランチでしょうか?
パワーブレックファーストや、パワーランチなら、飲食代が高額になることも想像できませんし、日のあるうちですから、「癒着」のような不健康な関係にもなりにくいような気がします。
健康的でいいのではないでしょうか。
これからは商品やサービスで勝負する時代
もう令和です。
どんなビジネスも、シンプルに、商品やサービスで勝負すればいい。
夜の貴重な時間を使って、飲みに行く必要ってありますか?あるとは思えません。
私は、接待する側になったことは無いのですが、接待する側の立場にいる人は、同席したくもない人と同席をする苦しさを紛らわせるために、アルコールの量が増えたり、そうして依存症になった人も少なからずいた、と聴きます。
接待される側の立場は経験したことがありますが、いろんな理由をつけてお断りしても、業者はかなり強引に断れないように事を運ぶのも知っています。
私も断り切れなくて、何回か、業者が主催する「懇親会」に参加したことがあります。
「懇親会」ですから、当然お会計時にお支払いをしようとしたのですが、「ここは当社の奢りで」と言われてしまいます。
正直気分は最悪でした。
こんなふうにして、出席したくもない「懇親会」になかば強引に参加させられた挙句、業者に「うちのお金でタダ飯食べたでしょう?」と弱みを握られるのですから、たまったもんじゃありません。
この業者との「懇親会」という名前の接待には、何回か参加した後、私は「一切行かない」というスタンスに切り替えました。
その方が、健康にもいいですし、自分の時間も確保できますし、なによりも不健全な人間関係を築かなくて済みます。
まとめ・接待不要&ソーバーキュリアス最高
先に言及した官僚女性が、辞任したことが、一つ象徴的な出来事のような気がします。
もう、接待はオワコンなのです。
時代の流れがそうなのですね。
そして、接待の魔の手から逃れるには、ソーバーキュリアスでいることが大きなアドバンテージになりますね!
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