ソーバーキュリアスとは、あえてお酒を飲まないという選択、あるいはそのような選択をする人を指します。
お酒を飲まないのであれば、いったい何を飲むのでしょうか?
ソーバーキュリアスとは
あえてお酒を飲まないことを積極的に選択する人たちのこと、および、そうしたライフスタイルのことを「ソーバーキュリアス」と言います。
ノンアルコール飲料はおすすめしない
私が、このサイト「ソーバーキュリアスオンライン」を立ち上げた2021年当時は、インターネット検索で「ソーバーキュリアス」と検索をすると、なぜかノンアルコールビールやノンアルコールワイン、モクテルと呼ばれるカクテルによく似たノンアルコール飲料がたくさん検索結果として出てきました。
この結果にはかなりモヤモヤしました。
ソーバーキュリアスとは、あえてお酒から距離を置くライフスタイルなのに、わざわざお酒にそっくりな飲料を自ら求めて飲みに行くとはなにごとぞ?!
そう思ったのです。
また、ソーバーキュリアスを志す人の中には、「もしかしたら自分はアルコール依存症の素質があるかも?」と思い、あえてお酒を避けた人もいるでしょう。
そういう人たちにとっては、ノンアルコール飲料は百害あって一利なしです。
アルコール依存症治療専門医の垣渕洋一氏も、ノンアルコール飲料には「やや否定的」な立場をとっているように見えます。
依存症まで進行した人が禁酒の開始時期にノンアルコール飲料を利用することはおすすめしません。 味やニオイ、舌触りなどが〝本物〟とよく似ているので、飲酒欲求を誘発してしまうからです。実際、その一杯を口にしたばかりに、半年以上続いていた禁酒生活が断たれてしまったという例もあります。
「そろそろ、お酒やめようかな」と思ったときに読む本(垣渕洋一著)より引用
ノンアルコール飲料は、もともとお酒が飲めない体質の人や、普通に酒量をコントロールできる人が「今日はあえて飲みたくない」というときに、遊び心で飲むのは良いと思いますが、やはりわざわざ自ら求めるようなものではないかな、と思います。
下記で言及しますが、華やかなパーティの席などで、雰囲気を盛り上げる小道具として使う、ということなら良いのかもしれません。
何を飲むのかと言われれば「水」!
では、ソーバーキュリアスは何を飲むのか?
と言われれば、「水」です。
そもそも人間に必要な飲み物は「水」以外にあり得ません。
水道水ならブリタあたりで濾過すればよいと思いますし、ペットボトルで売られているお水を買うのも手軽でいいですよね。
しかし、「そんなことを聞いているんじゃない!」と怒られそうですね。(笑)
わかっています。
人は、気分転換に何か刺激を求めてお酒を飲むこともあるでしょうし、付き合いの場でお酒を飲むことがあるからです。
そういったものの代わりとして、いったい何を飲めばいいのか?ということですよね。
そのことについては、私自身がどのように対応しているかをシェアさせてください。
気分転換に飲むならコーヒーや紅茶
私が気分転換に飲むのはコーヒーまたは紅茶です。
そして、時々、お砂糖の入っていないココアを飲むこともあります。(冬場が多い)
ものすごく凝ったこだわりはないものの、ほんの少しこだわりを持って銘柄を選んでいます。
コーヒーや紅茶なら、たいていの場合、お酒やノンアルコール飲料より、コスト的にも安いことが多いですし、適度な刺激が得られます。
うっかり酔ってしまい、要らぬことを口走ったり、後から振り返って恥ずかしいことをしでかす心配もありません。
また、都会であれば、そこかしこにカフェ・喫茶店は存在しているので、サッと気分転換をすることは可能でしょう。 お酒を飲んだら自動車の運転はできませんが、コーヒーを飲んでも運転はできます。 お酒を飲んだら酩酊して余計なことを言うことはありますが、コーヒーを飲んで酩酊して暴言を吐いたり記憶を無くしてしまった人とい ... 続きを見る
禁酒・断酒するならコーヒーに酔おう
飲み会では『消去法』でノンアルコール飲料の選択を
私は飲み会の席でも、飲むものはお茶やお水でよいと思っています。
ただ、それだと何となく雰囲気的に気になる、とか、せっかくの華やかなパーティの席であれば、「小道具として」ノンアルコールワインやモクテルを選ぶのは良いでしょう。
ただし、これは本当に『消去法』的選択でいいと思っています。
繰り返しますが、ソーバーキュリアスとは、あえてお酒から離れる志向のことですから、わざわざ自分から「お酒のようなもの」を求め、近づいていく必要などないのです。
まとめ
私が考えるソーバーキュリアスの飲み物は以下の通りです。
まとめ
- のどが渇いたときは水
- 気分転換したいならコーヒーか紅茶
- 飲み会でもお茶か水
- どうしても華やかな場で小道具として持ちたいならノンアルコール飲料
参考にしてみて下さい!