合コンに出会いナシ!と言い切ってしまうと、特に若い女性たちからブーイングが来そうで、ちょっと怖いです。
確かに、合コンでの良縁はゼロではないでしょう。
なかには、合コンで知り合って、お付き合いが始まって、楽しくお付き合いを継続されている方、あるいは結婚までされた方もいるでしょう。
だから、合コンを100%否定はしません。
しかし、私はソーバーキュリアスオンラインの運営者として、「酒を介した出会い方しなくてもいいのではないか」という提案をしたいのです。
ソーバーキュリアスとは
あえてお酒を飲まないことを積極的に選択する人たちのこと、および、そうしたライフスタイルのことを「ソーバーキュリアス」と言います。
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合コンは女性にはメリットがあまりない
この記事を書いている私はあくまでも女性なので、女性目線でこの記事を書いています。
こんな人が書いてます
あきやま素子
1972年、東京生まれの東京育ち。
下町の「The庶民」の家庭に育ち、私立の女子大学に進学。
この女子大学は、日本で最初の女子大学として有名で、90年代当時は「モテる女子大」の一つと言われていたため、大学名を前面に出して合コンに励んでいた同級生も多々いた。
ルックスは中肉中背で、地味すぎず派手過ぎず。
見ようによっては「まあ、可愛くみえることもあるかな」程度のごく普通のルックス。
ブランド物にはあまり関心がなかったので、服装や持ち物は分相応なプライスのものがメイン。
私は、バブルの残り香がうっすら香る90年代に女子大生として青春を謳歌(?)していました。
合コンへは「素敵な出会いがあるかな♪」と期待して何度か出席したことがあるのですが、8割ぐらい嫌な思いをした、というのが実感です。
社会人になってからは、商社とか、外資コンサルティングファームと合コンしたことがありますが、それもやはり「あ、時間の無駄だったな」という結果です。
合コンは女性にメリットがない!と書くと、「女性は奢ってもらえたりするので、得をするのでは?」という意見も来そうですね。
確かに、「女子はお会計しなくていいよ!」という会もそれなりの数あったと記憶しているので、金銭的な面では得をすることもあるかもしれませんが、それ以上に、苦痛に思えることのほうが多かったのです。
値踏みされて嬉しい女性はいない
合コンの場では、ルックス、肩書き(所属している大学名など)等で、ガッツリ値踏みされます。
初対面だと相手の中身まで知りようがありませんから、目に見えてわかるもので相手をジャッジするしかありません。
合コン参加者の男性すべてが、女性を表面的にしか見ていないわけではないと思いますが、ルックスでのジャッジはとにかく多かったですし、家柄を知りたいのか、家族や家のことを根掘り葉掘り聞いてくる人なども多かったです。
では、美人でかつ人が羨むような属性を持っていれば、男性にチヤホヤされて楽しいか?というと、そうでもない気がします。
彼女の言うことは「どうでもいい」とばかりほとんど聞かずに、ひたすら興奮して舞い上がっている男性に絶賛されても、心から信頼しあえる関係を築けるとは、思えません。
その逆の、不美人であることや、属性が一般的なモノサシでは下のほうであることを、揶揄されたりするのも、腹立たしいだけでしょう。
このように、合コンは「盛り上がって楽しい!」というよりは「なんとなく不愉快」と思うことのほうが多かったです。
私は、いわゆる婚活はやったことがないのですが、婚活市場(市場と言っていいのだろうか?人間はモノじゃないですよね?)においては、世間的なモノサシでの評価が低いと、人格まで否定されたようになり、どんどん自信を失って消耗していくのだと聞いたことがあります。
もしそれが本当なら、婚活なんてやめて、好きなことに精を出したほうがいい!と思います。
そんな自分から自信を奪うような場所からは一刻も早く離れて!と思います。
初対面の女性を酔わせようとする輩も少ないが存在した
私は二十歳の時から、好んでお酒を飲んでいましたが、初対面の男性と同席するときには、乾杯の一杯だけ飲んでいました。
この辺りは、防衛本能というか、そういう野生の勘のようなものが働いていたんでしょうね、今振り返っても、我ながら感心します。
でもやっぱりいるんですよ、隣にピタッと張り付いて、女子に飲ませようとする輩が。
最近では、ドラッグを盛ったりする悪い輩も多いと聞きますが、当時、そういうドラッグがあったかどうかはわかりません。
私が経験したのだと、「コーラだよ」と言って渡されたのが、めちゃくちゃアルコール臭のするコークハイだったこともありました。
「これ、お酒入っているよ」と指摘すると、「どれどれ」とグラスをクンクン嗅いで、「あー、これは周りのアルコールのにおいが混ざっているだけだよ、大丈夫、これはコーラ!」という摩訶不思議な詭弁まで振るうのですから恐れ入ります。
この程度の見え透いた嘘で騙せる!と思われているのであれば、失礼極まりないですね。
あとは、「女の子はほんのり酔ったほうが可愛い」と耳元でささやいてくる輩、などですね。
言われたほうも受け手によって感じ方は違うのでしょうが、私は「下心ミエミエ」と大変不快に思いました。
好みじゃない人に限ってしつこい電話攻撃
私は、初対面の相手に電話番号を教えたことはなかったのですが、中には、幹事や仲良くなった女子から私の電話番号を聞き出す輩もいました。
90年代前半は、携帯電話は高級品だったので一般人は持っていませんでした。
またポケットベルも、一部の人しかもっていなかったように記憶しています。
なので、かかってくる電話は、親と同居している自宅の電話なのですが、ここに何度も電話がかかってくるのです。
その電話では、「いつ会える?」という、最初から会うという前提の失礼極まりない会話に始まり、「忙しい」と答えると、「忙しいという字は、りっしんべん、つまり心、その心を亡くすと書くんだよ、そんな生活をしていたらダメだ。」と、謎の上から目線で、国語の講釈をたれられた上に、生活指導までされるという目にも遭いました。
「それとなくお断り」しても、日を空けずに何度も何度もかかってくる電話にはさすがの私も切れて「あなたとは会うつもりないから電話してこないで!」と言ったこともありました。
いくら若くて時間があるからとはいえ、こういう人と相対している時間って、無駄な工数ですよね。
合コンにさえ行かなければ、こんな無駄は発生しなかったのです。
異性のパートナーを探すならしらふの冷静な頭で
合コンは、いうまでもなくお酒を介した出会いの場です。
仮に自分が飲んでいなくても、お酒を飲んだ酔った相手と会話する確率も高く、そこでまともな話ができるとは思えません。
酒席でお互いがしらふなら・・・?
まあ、それも悪くないでしょうが、そうであればわざわざお酒がふるまわれる場所に居る必要もないのではないでしょうか。
こう考えると、合コンという酒席での出会いが、良質な出会いにつながるのか?というと、やはり確率は低いと言わざるを得ません。
自分の活動圏内で出会えばいい
わざわざ、合コンという不自然な出会い方をせずとも、プライベートでライフワークを見つけて、その活動の中で気の合う人がいればお付き合いする、というようなスタンスでいいのではないでしょうか?
どうしても、パートナーを見つけたいのであれば、友人知人に紹介してもらう、というのもいいですね。ただし、飲み会ではなくて、何かイベントを介してなど、お酒が入らない形で。
「合コン以外の場で出会っても、親交を深めるためには飲み会などの酒席が必須なのでは?」という声も聞こえてきそうですし、そう思う気持ちもよくわかります。
でも、あえて言わせてください。
「お酒は飲まないんです」とか「飲み会はあまり好きではないので遠慮します」というスタンスでいても、必要な縁なら絶対に繋がります。
お酒だけが、人と人を繋ぐツールではありません。
いえ、平成まではそうだったかもしれませんが、これから先は絶対に違うはずです。
まとめ・信頼できるパートナーを探すならしらふでやりませんか?
その場だけ盛り上がれる相手を見つけたいなら、合コンでもいいのでしょう。
しかしこの先、信頼しあえる関係を築く相手を見つけるつもりなら、お酒が盛られて意識が曇るような場所は避けたほうが賢明です。
そう、お酒が入ると相手を見る目が曇ってしまいます。
そして何よりも、女性にとっては初対面の相手のいるところでお酒という薬物を口にするのは大変危険ですよ。
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女性が飲み会に行かないメリット
ソーバーキュリアス的には、男女問わず、お酒の香りがする場所からあえて離れているのが良いのですが、とりわけ女性においては酒席を避けることによるメリットが非常に大きいということを、この記事では強調させてい ...
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