お酒をやめると人間関係が好転します。
少なくとも私は人間関係がとんでもなく好転しました。
人間関係でモヤモヤすることも少なくなりましたし、なにより人に振り回されて自分のことができなくなる、なんていう本末転倒なこともほぼなくなりました。
また、周りのソーバーキュリアス仲間の間でも、お酒をやめたら、人間関係が好転し、心地よい人間関係しか残らなかった、と言う人が多いです。
ソーバーキュリアスとは
あえてお酒を飲まないことを積極的に選択する人たちのこと、および、そうしたライフスタイルのことを「ソーバーキュリアス」と言います。
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酔って感覚を麻痺させでもしないと付き合えない人との関係が切れる
なぜお酒をやめると人間関係が好転するか?
実は難しいことではありません。
それは・・・、酔って感覚を麻痺でもさせないと付き合えないような人とは、付き合わなくなるからです。
え?!そこ?
と思われた人、すみません。
人間関係が好転する、というのは、これまでうまくいかなかった人間関係が修復されて良好な関係になる、ということではないのです。
そういうこともあるかもしれませんが、ここで強調したいことはそこではありません。
そもそも最初から不健康な人間関係、望ましくない人間関係を切る決断ができる、ということなのです。
酔っていない頭で冷静に見つめ、「この交友関係って必要?」と自分に問う余裕がでる、ということなんですね。
仮説・問題のある飲み方をする人には「いい人」が多い?!
私は、お酒の量をコントロールできない、いわゆる問題のある飲み方をする人には、いわゆる「いい人」が多いのではないかという仮説を持っています。
いわゆる「いい人」は、相手からマウント取られようが、嫌なことをたくさんされようが、相手が悪いんだ、と判断する前に、「気のせいかな?」と思うことが多いように思います。
私も、自分で言うのもなんですが、かなりのお人好しで、いい意味でも悪い意味でも相手を疑わない「抜けている」ところがありました。
ですから、誰かから何か言われてモヤっとして、胸のあたりがチクチクしても、「あれ?気のせいかな?」と思いがちでした。
また、お酒をよく飲んでいた時は、お酒を飲むと、そういう対人関係に関わるモヤモヤはどうでもよくなるので、そういうメリットを求めて、ますますお酒が進む、という循環に入っていました。
そう、本心では「強烈に嫌だ!」と感じていることを、「大したことない、気のせいだ」と無理やり自分に信じさせるわけですから、お酒にハマるはずです。
実際、周りを見まわしてみると、酔って記憶をたびたび無くしているような人には、「いい人」が多いように思います。
しらふだと耐えがたいことが明確になる
一生涯しらふで生きると決めた後に、あることが起こりました。
それは、「この人とは、冷静でクリアな頭では、とてもじゃないけれど付き合えない!」と思う人がハッキリしてくる、ということです。
そのように、ふと、我に返るようになるのです。
そしてそれは、どれだけ自分を欺いて、自分の本心をごまかしてきたんだ?!と愕然とする瞬間でもありました。
ただし、それはお酒をやめた瞬間からすぐに起きるわけではありません。
徐々に徐々に、ゆっくりゆっくり、「あれ?なんか変だぞ」という感覚がじわじわ広がり、ある時、「こんな人間関係、自分には不要なのでは?」というところにストーン!と落ちていくのです。
自分にとって害にしかなっていない人間関係、搾取されるだけの不健康な人間関係、そんなものいらんがなーーーーーー!
と、心底腹落ちする瞬間がやってくるのです。
まとめ・正気で生きよう!
自分をぞんざいに扱う人を身近に寄せ付けることを許していたのは、まぎれもない自分でした。
そして、自分を守り切れなかったことに対して、本当に申し訳ない気持ちになりました。
そして、自分を大切に扱うために、害になる人間関係はバッサリ切ろうという決意ができました。
とはいえ、大人ですから「もうあなたとはお付き合いしません、さようなら」と、絶交宣言をするわけではありません。
アドレス帳から連絡先をそっと削除し、何かに誘われても基本お断り、電話には出ない・折り返さない、メールやメッセンジャーへの返信は事務的に短く・・・
これだけで、離れたい相手とはどんどん疎遠になっていきます。
そして、残るのは、私を尊重してくれて対等に接してくれる人だけ。
でも、害になる友人ばかりに囲まれているぐらいだったら、いっそのことゼロクリアもいいと思います。