アルコールが睡眠にもたらす悪影響については、おそらくほとんど人が聞き飽きるぐらい聞いていて、「何をいまさら」と思う人のほうが多いかもしれません。
しかし、アルコールが睡眠にもたらす悪影響については、頭では理解していても、その深刻さに気がついていない人も多いように思います。
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睡眠こそ最強の解決策?!
ほとんどの体調不良は、メンタルも含めて、良質な睡眠を取ることである程度までリカバリが可能だ、という強烈なメッセージを送ってくれているのが、睡眠こそ最強の解決策である マシュー・ウォーカー (著), 桜田 直美 (翻訳)です。
そしてこの本は、同時に次のようなことにもハッキリと言及しています。
睡眠は、素人でも処方できるうえに、副作用がほとんどない最強の解決策だが、このように素晴らしき「チャンス」を台無しにしてしまうものの代表、それがアルコールだ。
人生100年時代と言われて久しく、健康寿命の大切さに目を向けて正しい睡眠をとるような人生設計をしていくべきですが、その睡眠の大きな妨げとなるものの一つが「アルコール」であるならば、いますぐそれらを排除すべきです。
そう、今すぐ!です。
アルコールがどれぐらい睡眠に悪影響を及ぼすのか?
冒頭にも書いたように、多くの人が、これといった専門的な知識がなくても、アルコールが良質な睡眠を阻害してしまうことぐらいは知っているでしょう。
しかし、この本(睡眠こそ最強の解決策である マシュー・ウォーカー (著), 桜田 直美 (翻訳))を読んで私は、「飲酒って割に合わなさすぎる!」と改めて驚きを隠せませんでした。
寝る前のアルコールで寝つきが良くなるのは大間違い!
多くの人が誤りだとは知っていても、時々聞くのが、この「寝る前のアルコールで寝つきが良くなる」ということです。
アルコールは脳を麻痺させるので、意識がぼんやりしてきます、それが「アルコールは寝つきを良くする」と誤解される理由のようです。
アルコールは、あなたから覚醒の状態を奪うが、それは自然な眠りとは違う。アルコールを摂取して眠った人の脳波は、自然な睡眠の脳波と同じでない。むしろ、軽い麻酔をかけられた状態に近い。
睡眠こそ最強の解決策である マシュー・ウォーカー (著), 桜田 直美 (翻訳)
「オレは飲んでも朝までぐっすりさ!」という人は夜中に起きたことを覚えていないだけ
また、同書では、寝酒が睡眠に与える影響を二つ挙げています。
2つの影響
- アルコールは睡眠を断片的にする
- アルコールは睡眠中に夢をみさせなくするため起きている間に幻覚を見るようになる
上記1.については、アルコールが睡眠を断片的にするため、夜中に何度も起きているということらしいです。
つまり、寝ても寝ても疲れが取れないのは夜中に覚醒してしまっているからなのですね。
ちなみに「オレは飲んでも朝までぐっすりさ!」という人は、夜中に起きたことを覚えていないだけ、らしいです。
上記の2.は空恐ろしい感じがしますね、アルコールで睡眠が妨げられたことにより、起きている間に妄想や幻覚を見るようになってしまうのです。
夕食時の1杯ならOKか?←No!睡眠に影響が出ます
いくらお酒が睡眠を阻害するといっても・・・・
たくさん飲むのがダメなんでしょう?ちょっとならいいのでしょう?
そんな声が聞こえてきそうです。
しかし、残念ながら、夜にアルコールを摂取することは確実に睡眠を阻害してしまうようです。
もし睡眠を阻害せずにアルコールを楽しみたい、となると、午前中にアルコールを飲み、寝る前までに、体内でアルコールを完全に分解させておく必要がありますが、そんなことはほぼ無理ですよね。
つまり、正解は以下の通り。
結論
良質な睡眠のためには、アルコールは一切取らない!
夜のアルコール摂取は、あなたの睡眠を阻害する。望まれていない答えなのは重々承知しているが、それでも私からのアドバイスは、やはり「飲むな」にならざるを得ない。
睡眠こそ最強の解決策である マシュー・ウォーカー (著), 桜田 直美 (翻訳)
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一滴も飲まないのが快適かつ最適解
私が確信しているのが、アルコールは一滴も飲まないのが最良だということです。 かつて、そのようなことを耳にしたときには「なんてストイックな!」「そこまでやらなくてもいいじゃないか!」と思ったものです。 ...
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結論・睡眠の充実感を実現するには「しらふ」が一番
私は、アルコールが睡眠を阻害してしまう、ということを、完全に腹落ちして納得してからは、一滴のアルコールも飲めなくなってしまいました。
人生にはやりたいことがたくさんあります。
それなのに、数々の身体の不調でできないなんて悲しすぎます。
また、身体の不調を治そうとたっぷり時間をとって睡眠をとったにもかかわらず、アルコールのせいで、睡眠の効果が出せない、ということになってしまえば、こんなに大きな損失は無い、と考えるに至りました。
酒好きが、節酒をすることは難しいのは皆さんご存知の通りでしょう。
ですから、サッとお酒から離れてしまう、というのが一番の方法です。
アルコールと睡眠について、あるいは睡眠そのものについて詳しく知りたい人は、ぜひこの本を読んでみてください。
断酒に対する意思が固くなるはずです。
眠りを最高に導く枕!