ソーバーキュリアスでい続けるために、食を整えるのは非常に大事です。
なぜなら、必要以上にお酒を飲んでいた時というのは、「なにか足らないものを体が渇望していた」ような気がするからです。
逆に、満足のいく食事ができており、体調も悪くないとき、というのは、お酒への渇望感は皆無でしたし、仮に乾杯することがあっても飲みすぎることはなかったように思います。
ソーバーキュリアスとは
あえてお酒を飲まないことを積極的に選択する人たちのこと、および、そうしたライフスタイルのことを「ソーバーキュリアス」と言います。
Contents
食が整うとソーバーキュリアスが継続しやすい
食が整うと、気分がすぐれるので、ソーバーキュリアスが継続しやすくなります。
本当にシンプルな話です。
自分に合った食事法を見つける
では、どのように食を整えるのか?という大きな問いが出てきますよね。
しかし、この食事法、人が100人いれば、100通りの回答があるはずです。
元も子もない言い方になりますが、自分に合った食事法は、自分で見つけるしかないのです。
ある人は菜食がいいかもしれませんし、ある人は1日1食がいいかもしれません。
お米なんて食べないほうが調子がいい、という人がいる一方で、お米を食べたほうが体調が安定する、という人もいます。
要するに、万人にOKな食事法なんてないんです。
超加工食品をできるだけ避ける食事
万人にOKな食事方法は無いとはいうものの、これだけはやっておいたほうがいい、ということはあります。
それは、超加工食品をなるべく避ける、ということです。
なぜ超加工食品を避けるべきなのか?
それは加工されていれば加工されているほど、食べ物として不自然だからです。
また、海外ではすでに使用が禁止されているような食品添加物が、日本の加工食品では使われていることもある、という側面も見逃せません。
使用が禁止されている、ということは、体にとって何かしら害があるとみなされているからですよね?
・・・とはいえ、ガチガチにルールを決めて何が何でも食べない!とまでする必要はありません。
できるだけ避ける、という意識があればOKです。
超加工食品の定義ですが、米国糖尿病学会(ADA)によると以下の通りです。
超加工食品とは
糖分、塩分、脂肪を多く含む加工済みの食品。硬化油、添加糖、香味料、乳化剤、保存料などの添加物を付与して、工業的過程によって作られる、常温でも保存することができ、日持ちする食品
では超加工食品の具体的なものは?というと、例えば以下のようなものです。
超加工食品具体例
- 菓子パン
- カップ麺
- 加工肉(ハム、ウインナーetc)
- 冷凍惣菜(冷凍ピザなど)
- 清涼飲料水
- 菓子類(クッキー、ビスケット、ポテトチップスetc)
要するに工業製品はなるべく避けたほうがいい、ということですね。
超加工食品”以外”を選んで食べるには?
じゃあ、何を食べればいいのか?
食材選び
具体的には、加工されていない、あるいは加工されすぎていないものを食べる必要があります。
超加工食品の反対は「生鮮食品」です。
生鮮食品具体例
野菜
果物
魚
肉
卵
以上のものを中心に食べるようにすればいいわけです。
1972年生まれの私にとっては、上記の生鮮食品は、八百屋や魚屋、肉屋で手に入るものでした。
調理することが前提になっていて、保存にも工夫が必要な食材です。
私が子供のころ(1980年代)にもすでに加工食品はたくさんありましたが、それでも、八百屋や魚屋、肉屋で食材を買ってきて、そうした食材を中心に夕飯を作ることも多かったと思います。
ちなみに、ノバ分類法では、食品を以下の4つのグループに区分しているので、以下の1と2を中心にとり、3と4は控えめにとるというのがよさそうです。
ノバ分類法によるグループ分け
- 【OK】グループ1:非加工食品または最小加工食品
- 【OK】グループ2:加工食品原料
- 【NG】グループ3:プロセスフード(加工食品)
- 【NG】グループ4:ウルトラプロセスフード(超加工食品,UPF;Ultra-processed foods)
【OK】グループ1:非加工食品または最小加工食品
果物や野菜(冷凍含む),穀物,豆,肉,卵,牛乳,プレーンヨーグルト,スパイス(加工されていない自然状態のもの)無塩のローストナッツ,乾燥豆
【OK】グループ2:加工食品原料
油(種,ナッツ,果物等を圧搾して製造されたもの(オリーブオイルなど)),塩,砂糖,酢,でんぷん,蜂蜜,シロップ(木から抽出したもの),バターなど,味付けや調理に用いられる食品
自炊がベター
一般人が、超加工食品を避けて食事をするには、自炊をするほうがよさそうです。
なぜならば、コンビニエンスストアやスーパーで買うお弁当やお惣菜は、どのような材料を使ってどのように調理されたかがわからないからです。
また、一般人が行くようなレストランでは、どのような食材が使われているかは、わかりません。
以前、ネットで、若い男性のミニマリストが、「ぼくは料理をしないので、アパートのキッチンやシンクをDIYで塞ぎました」と言っているのを見て、「おいおい、全部外食で大丈夫か?」と少し心配になったことがあります。
逆に、お金持ちであれば、一流のシェフが新鮮な食材を使って調理する料理を食べられるので、問題はないかもしれませんね。
堀江貴文氏が、「俺はすべて外食」と言っていましたが、彼ぐらいお金持ちであれば、良いものを外食で食べることができるかもしれません。
しかし、一般人にとっては、自炊をするほうが無難です。
ガチガチに考えないことが重要!
なるべく加工食品や超加工食品を食べないほうがいい、ということであっても、あまりガチガチに考えるとよくありません。
例えば、週に何度か同僚と一緒にランチを食べるとか、たまの付き合いで外食をするとか、そういう時には、「これは加工食品か?」などと考えずに、普通に食べてOKだと思います。
ただ、お菓子のおすそ分けなどは、角が立たないのであればお断りしてもいいかもしれませんね。
1日に食べる回数は、1日1食から3食まで、人それぞれだとは思いますが、まずは、そのうちの半分ぐらいを自炊で、「非加工食品または最小加工食品中心の食事」にできるといい感じでしょう。
また、人によっては、多忙すぎて自炊の時間も取れない!という方もいらっしゃるかと思います。
そういう場合は、時短料理を考案するなど、工夫する必要がありますね。
まとめ
- ソーバーキュリアスでい続けるためには食を整える ⇒食が乱れるから刺激物であるお酒への渇望感が生まれる
- 加工食品・超加工食品を避ける
- すべての食事のうちの50%以上を「非加工食品または最小加工食品」を使った自炊にする
難しく考えず、まずはできるところから始めてみる!ことをおすすめします。