「あえてお酒を飲まないしらふでいることを積極的に選択」しているソーバーキュリアスと相性がよいライフスタイルを3つ挙げてみました。
おそらく、ソーバーキュリアスの人は、これらのライフスタイルに部分的にでも共感できるところが多いかと思います。
- ベジタリアン
- ミニマリスト
- 筋トレ
ベジタリアン(またはヴィーガン)

ベジタリアンには細かい分類がたくさん存在しており、そのベースとなっている思想も多岐にわたりますが、動物由来の食品は不要なものである、というのは共通した考え方でしょう。
その考え方は、お酒は人生に不要であるとするソーバーキュリアスの考え方に通じるものがあります。
また、自分が必要以上に食べない、飲まない、という考え方は・・・ベジタリアンやヴィーガン以外にも、小食や微食の人の思想にもつながりそうです。
ベジタリアンでかつお酒が大好きな人、というのも一定数いるとは思いますが、ベジタリアンになると自然と「お酒も要らないな」と思うようになる人が多く、多くのベジタリアンがお酒から離れています。
ミニマリスト

自分にとって本当に必要なものは何か?を突き詰めて、所有するものを最小限にしているのがミニマリスト。
ソーバーキュリアスも自分にとってしらふでいることが心地よいから、その心地よさを邪魔するもの、阻害するお酒という物質を手放しているのです。
モノがあふれる現代社会において、あえて厳選されたミニマムなモノだけ持つ快適さを知ったミニマリストと、あえてお酒を飲まない清々しさを知ったソーバーキュリアスはとても良く似ています。
ミニマリストでかつ大酒のみ、という人もいるかもしれませんが、ミニマリストなら、最終的にお酒とは離れる気がします。 pic.twitter.com/5quvDESZd7
— SoberCuriousOnline/ソーバーキュリアスオンライン (@SoberCuriousOL) November 30, 2020
いろんなミニマリストがいるとは思いますが、ミニマリストであれば、いずれはお酒と離れていくような気がします。
お祝いの席などで乾杯ぐらいはするかもしれませんが、「あえて飲まない」「飲む必要もないや」というソーバーキュリアス的境地になるのではないかと思います。
理由は、飲酒に健康的なメリットはゼロ、むしろデメリットの方が多いということは周知の事実となってしまいましたし、二日酔い等で無駄になる時間が多いことも自明です。そのような無駄をミニマリストが許容するはずはない、と思うからです。
筋トレ

筋力を鍛えるうえでもアルコールは邪魔にしかなりません。なぜならば、飲酒をするとコルチゾールというストレスホルモンが増加してしまい、そのコルチゾールが筋肉を分解します。このようにせっかく鍛えた体が無駄になりますから、本気で筋トレしている人は必然的にソーバーキュリアスになります。
また、断酒に成功された方々の多くが、筋トレに励んでおり、身体を鍛えることの心地よさを知っているようです。
飲む楽しさは一時的なもの、身体を鍛えるとそれは「筋肉貯金」になり、ストックになりますよね。
まとめ
ベジタリアンやミニマリスト、筋トレマニアから転じてソーバーキュリアスになった人もいるでしょうし、ソーバーキュリアスの人は、これら接点のあるライフスタイルを取り入れてみても良いかと思います。
実は、私自身が、ベジタリアンでミニマリストで、身体を鍛えることをしています。
ベジタリアンの食事をしながら、お酒を飲むことのミスマッチをまず最初に感じました。
プラントベースの食事は、動物愛護や環境のためでもあるのですが、自分自身の身体に負担をかけないというメリットもあるため、ここにお酒、というかなり負担のかかる飲み物を加えることに、アンバランスなものを感じたことが、私がソーバーキュリアスになるきっかけでした。
また、私は、20代のころからミニマリストです。
本当に必要なもの以外は手放す、時々しか使わないようなものは他のもので代用するか、レンタルをする、というような暮らしです。
洋服などの装飾品もミニマルです。
そんな志向性を持っていたのにもかかわらず、私は長いこと「ワイン愛好家」でもありました。
お酒という「生活必需品ではない」ものをあえて愛好する必要はない、という違和感はずっと持っていましたので、40代になり、体力的にも厳しくなってきた段階で、お酒とサヨナラしたのは、良かったと思っています。
最後に、私は若い頃から、身体を鍛えています。
しかし、年を取るにつれ、鍛えたのにそれをお酒で台無しにしてしまうのは、鍛えるために投じた時間が無駄になる行為だ、ということが身に染みて分かるようになってきました。
非常にもったいない行為である、ということを、実感として理解できたから、お酒と離れられた、という感じです。